「刃物研ぎます!!」
以前、山口県から釜石にボランティアで来た河野さんは、そば打ちと刃物研ぎを得意としていました。
たぶん他にも特技があるのだと思います。
山口県に戻ったあとも、「釜石のみなさんと繋がっていたい、忘れません」という想いから定期的に刃物を研ぐ活動をしています。
まずカリタス釜石で切れ味の悪くなった包丁やハサミを住民のみなさまからお預かりし、それを宅配便で山口県へ送り、研ぎ終わったら送り返していただきます。これはすべてボランティアでしていただいています。少しお時間を住民さんにいただくことになりますが、「よく切れるようになったよ」「津波でボロボロになったけれど、おかげでよみがえった」などのお声を耳にします。直接、河野さんへ声は届きませんが、いつも感謝のお言葉を聞きます。
また、この活動は河野さんが講師を勤めている「下関刃物とぎ教室」の十八人の面々(生徒さんがた)も協力してくださっています。
最近では「蕎麦処えん」様より、包丁が津波で流されてしまった方や包丁が一本しかなくて不便な思いをされている方へ届けてほしいとたくさんの包丁をご支援いただきました。さらに「下関刃物とぎ教室」様より生徒さんたちの月謝で包丁を購入してくださりこちらもご支援いただきました。他にも下関環境みらい館様のご協力もございました。この活動は山口県の新聞で取り上げられました。みなさまの働きに心より感謝申し上げます。
この場を借りまして恐縮ではございますが、深く御礼申し上げます。